藍那 | プロデューサー、ちょっとお話が・・・
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渡辺 | あーはいはい、わかってますわかってます。
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藍那 | 隔月で対談のお仕事をいただけるということでしたが、もう2ヶ月どころか4ヶ月経ってるんですけど。
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渡辺 | いやまあほら、ネタとしてはポシャったけど 一応対談をしたことはしたわけだし・・・
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藍那 | 形にできなければ同じことですよ。大体プロデューサーが編集をだらだらやってたから相手の方に愛想尽かされたんじゃないですか。
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渡辺 | ・・・それに関しては返す言葉もございません。
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藍那 | ご自分のHPにしても自己紹介が途中で止まったままだったり、ちょっといい加減過ぎやしませんか?
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渡辺 | うーん、ギャルゲーに関して書いてたら長くなってきたんでどうしたもんかなあと止まってる。
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藍那 | そんなに書く程色々やってるんですか?
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渡辺 | どのゲームまでをギャルゲーとして勘定するかにもよるけど、まあ2桁にはなるかなあ。
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藍那 | それは確かに多いですね・・・
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渡辺 | まあそんだけやってると、1つのゲームについて二言三言語る程度でもそれなりの量になってしまうわけで。
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藍那 | いっそ何かコメント書こうとしないで、タイトルの羅列でいいんじゃないですか? 好きなゲームのところとかそんな感じですし。
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渡辺 | いや、どんなギャルゲーのどんなキャラが好きなのかってのはかなり個人の嗜好が表れるところだと思うんで、自己紹介としては詳しく書いておきたい気がするんだわ。
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藍那 | ・・・それって、自分がいかにイタイ人間かを露呈することのように思えるのですが。
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渡辺 | イタイ言うな。そもそも今こうしてMaIDERiAを運営しているのだって、これまでプレイしてきたギャルゲーの影響が少なからずあるんだし。
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藍那 | でもギャルゲーをやったからそうなったというわけではなくて、プロデューサーの場合元々素養があったんじゃないんですか?
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渡辺 | それはそうかもしれないが、メイドさんではなく別の何かに萌えるようになっていた可能性はあるわけで、やはり自分の歩んできた道と言うか、ギャルゲー遍歴 を確認しておくことは大事なんだよ。
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藍那 | そこまで力説するようなことでもないと思うんですが・・・それでは具体的に何がきっかけでメイド萌えになったんです?
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渡辺 | きっかけの大元をたどると、実は「ぷよぷよ」になるのかなあ。
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藍那 | ぷよぷよってギャルゲーでしたっけ? 確かに可愛いキャラクターは多かったですけど、メイドキャラなんていましたっけ?
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渡辺 | いや、ぷよぷよ自体がどうこうってわけではなくて、高校時代ぷよぷよが流行ってたんだわ。ヘリトンボなんか釧路マスター になるくらいやりこんでたし。で、よくゲーセンとかで遊んでたんだけど、当時はぷよとかコラムスとかの落ちゲーが流行で、「対戦ぱずるだま」って新しい落ちゲーが出たんだわ。ぷよより連鎖とかやりやすかったんで、こっちも仲間内で人気になってよく遊ぶようになった。これがギャルゲー遍歴の始まりだったりする。
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藍那 | だったらそこから話を始めてくださいよ・・・ってその前に落ちゲーなんですからやっぱりギャルゲーじゃないような気がするんですけど。
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渡辺 | 問題は「対戦ぱずるだま」の前に「ときめきメモリアル」が付いてたことなんだな。
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藍那 | もしかして、それがきっかけでときメモをやるようになったって話ですか?
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渡辺 | いやまあその通りなんだが、もう少しいかに美樹原さん萌えになったかを語らせて・・・
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藍那 | それこそ後でJwERiAでお好きなように書いてください。プロデューサーの話っぷりだとまだメイドまで遠そうなんですから。あ、そう言えばときメモ2にメイド服を着るキャラがいたような・・・
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渡辺 | 甘い! 確かに八重花桜梨も気になるところではあるが、そもそもときメモ2はプレイしたことがない。やっぱりCD5枚組ってのに抵抗あってねえ。PS2でDVD1枚にして出してくれたら遊ぼうと常々思っているんだが。
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藍那 | はあ。じゃ、どこへ飛ぶんですか?
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渡辺 | 何か急かされてるなあ・・・2ではないけど、ときメモのゲームシステムを踏襲したゲームで「みつめてナイト」というゲームがある。天外魔境シリーズでお馴染みのレッドカンパニーがコナミと共同開発したことでも当時話題になって、RPGも作られたりしたんだが、ときメモに次ぐ地位を確立するには到らなかったというところかな。
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藍那 | そこで敢えて天外魔境シリーズを持ち出したということは、そこからサクラ大戦に繋がるわけですか?
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渡辺 | だから結論を先回りしようとするなと。サクラ大戦のシリーズは面白くないわけじゃないんだが、どうもキャラが肌に合わなくて1しかやってない。3でメルとシーが出てきたんでやろうかとも思ったが、攻略対象になってなかったのでスルー。天外魔境2は面白かったんでこっちを挙げたという話。
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藍那 | わかりました。もう余計な口挟みませんから、話進めてください。
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渡辺 | もう終わるから。ともかくこの「みつめてナイト」のヒロインの中にキャロルというキャラがいるんだが、私の属性が確立したのは彼女によってと考えて間違いないだろう。
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藍那 | そこまで言わしめるとはどんなキャラなんです? 黒髪ロングストレートで内気で健気で声が中川亜紀子さんだったりするんですか?
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渡辺 | それだとメイファンになるような・・・残念ながらそのどれにも当てはまらない。青い髪のポニーテールで明るい極楽トンボで声は西村ちなみさんだ。
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藍那 | ちょっと意外な感じですね。どのようなところに魅かれたのでしょうか?
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渡辺 | キャロルに限った話ではないんだが、このゲームはヒロインの好感度が上がるにつれて同じシチュエーションでも表情やセリフが変わってきて、最初は素っ気無かったのが頬を赤らめたり主人公に好意的な言動が見られるようになるんだわ。まあギャルゲーではそういう演出は珍しいことでもないけれど、みつめてナイトはその演出が上手かった、或いは私のツボにハマったということになるのかな。キャロルも最初は一緒にバカやる遊び友達てな感覚の付き合いだったのが、デートの後で「ねえねえねえ、もっと一緒にいようよー」とか言うようになってくる。こういうのには萌えるね。
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藍那 | はあ。で、キャロルがプロデューサーの属性を確立したということでしたが、やっぱりメイドキャラなんですか?
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渡辺 | ただのメイドさんじゃない。キャロルは始めはウェイトレスとして登場して、話が進むとメイドに転職するという最強コンボを見せてくれるのだ!
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藍那 | ・・・何と言うか、メイド喫茶を一人で体現したようなキャラだったわけですか。
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渡辺 | 別に「ご主人様」とかは言わないし、ご奉仕してくれるイメージのキャラでもないがな。でもそんな所謂メイドさんらしからぬキャラなのに好きになったということは、制服に惹かれたってことかなと。とは言ってもデートの時には私服なんで、別に制服だけってわけでもないはず。
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藍那 | 制服のデザインも素晴らしかったんですか?
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渡辺 | 素晴らしい・・・と言う程ではないかな。メイド服の方は色が臙脂なのはともかく、エプロンの丈が短いのがイマイチ。ウェイトレスの制服の方が色こそエメラルドグリーンだけど所謂メイド服には近くて、こっちが好みかな。
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藍那 | うーん、何かステレオタイプなメイドさんのキャラじゃないようで、正直ちょっと意外ですね。
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渡辺 | でもそんなもんじゃないかなあ。最初から「こういうのが好きだ」ってんじゃなくて、いくつか好きになっていくうちに共通項に気がついて、「ああ自分はこういうのが好きなんだ」って意識するようになるんだと思う。そうするとキャロルだけじゃなくてもう一人挙げておくべきキャラがいるな・・・
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藍那 | まだ続くんですか?
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渡辺 | うんざりしたように言わない。実際対談してたらこういう話に延々付き合わされることだってあったかもしれないんだから。
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藍那 | あっ! いつのまにか思い出話に付き合わされてましたけど、そもそも私その話をしに来たんじゃないですか!
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渡辺 | しまった、藪蛇か・・・
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藍那 | 今「あったかもしれない」って過去形でおっしゃいましたけど、ひょっとしてもう対談企画続ける気ないんですか?
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渡辺 | ・・・実はそう。対談そのものもなかなかテンポ良くできないし、さらにそれをサイトで公開できるように編集するのが難儀なんだわ。
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藍那 | そりゃまあ確かに私も上手くお相手できなくてご迷惑かけてしまいましたけど、それは数こなしていくうちに上達するものなんじゃないですか? 前回の失敗を糧にしてですね・・・
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渡辺 | まあそうなんだが、ともかく現状の私の力量では対談企画は難しいので、ちょっと別の方向で考えたいと思う。
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藍那 | 別の方向と言いますと?
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渡辺 | MaIDERiA専属メイドとしてのレベルアップを図って、藍那さんには特別講義を受けてもらおうかと。
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藍那 | 特別講義?
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渡辺 | MaIDERiAプロデューサーである私のメイドさんに対する考え方などを学んでいただきます。
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藍那 | あの・・・それはもしやさっきみたいな与太話だかオタ話だか を毎回聞かされるってことですか?
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渡辺 | 流石に自分の趣味嗜好を語るばかりではそれこそイタイ ので、ためになるとは言わないまでも少しは考えられる話をしたい。例えば「メイド服のスカート丈について」とかそんな感じで。あと、もし引き受けてくれる人がいれば臨時講師も招きたいところ。対談よりは話しやすい形態にできると思うんで。
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藍那 | そういうことでしたらお受けしても構いませんが・・・その講義は何回くらい、どのくらいのペースで行われるんでしょうか。また4ヵ月後とかじゃないでしょうね?
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渡辺 | うーん・・・そんなことにはしないつもりだけど不定期とさせておいて。ただ、墨公委さんの「今週の一冊」ももうすぐ100号で連載終了予定 だし、ある程度定期的に更新できるコンテンツにしたいとは考えています。対談企画の前例があるのであまり大きなことは言えないけれども。
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藍那 | 今度こそちゃんとやっていただかないと、お暇をいただきますよ。今までも十分過ぎるほどいただいてますけど、永久に。
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渡辺 | はいはい。で、それはさておきもう一人のキャラだけど・・・
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藍那 | 話戻るんですか!?
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渡辺 | いや、言いかけで止めとくと気分悪いし・・・
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藍那 | いいですよ。どうせ今後も耐えないといけないんでしょうから、ちゃっちゃっと済ませてください。
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渡辺 | 耐えるって・・・まあいいや。戻るついでにゲーセンまで話を戻すけど、落ちゲー以外にもよく遊んでいたジャンルがあるんだわ。
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藍那 | 対戦格闘ですか?
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渡辺 | それも確かにハマってるけど今回は関係ない。麻雀だよ麻雀。
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藍那 | ああ、「兎」とか「麻雀格闘倶楽部」とかですか? あ、でもプロデューサーの昔の頃ですと「極」辺りになるんでしょうか?
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渡辺 | 詳しいねえ。ただ何か意図的に外している気がするんだが・・・
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藍那 | ええ、まさかプロデューサーが脱衣麻雀をやりこんでるなんて少しも思ってませんから。
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渡辺 | ストレートだなあ・・・まあこれ以上引っ張ってもなんなんで結論を言うと「ファイナルロマンス2」なんだが。
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藍那 | わかりました。布川ミクですね。
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渡辺 | あ、今回は先読み正解。ウェイトレス属性に関しては彼女の影響の方が大きいと思う。一人目だから攻略の機会も多いし、最後まで行けなくても彼女クリアできればとりあえず満足って感じで結構あのゲームにつぎこんでしまった気がする。しっかし何でそんなピンと来る位詳しいのさ?
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藍那 | 麻雀ゲームは舞子さんと一緒に時々遊んでるんですよ。舞子さん普段負けてばかりなんで強くなりたいそうで、私が打って手本を見せてるんです。1回50円のところによく連れて行かれるんですが、そこは少し古めの脱衣麻雀ばかりなんで。
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渡辺 | ふーん。好きでやってるのかと思った。
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藍那 | プロデューサーと一緒にしないでください。で、どの辺りがそんなに貢ぐ位魅力だったんですか?
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渡辺 | ビジュアル面ではすぎやま現象のキャラデザが趣味に合ったのかな。アンミラっぽい制服とそれによって強調された胸がやっぱり一番惹かれる。ポニーテールも似合っていて、さっきのキャロルと合わせてポニーテール属性もあるのかなと思ったり思わなかったり。性格も好みだし。
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藍那 | ちょっと待ってください、ギャルゲーと違ってそんなに喋ってないと思うんですが、それでも性格がわかるんですが?
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渡辺 | 印象ではあるけどね。少ないセリフや目つきなどからも大人しそうというか、少なくとも強気でないところが伺えるし、デモで見られるプロフィールでもお菓子作りとお風呂が趣味で彼氏作ったことがない という辺りはポイント高い。
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藍那 | 実際にお菓子作ったりお風呂入ったりしている絵があるでもないのに、よくそれで萌えられますね。
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渡辺 | 妄想力というか・・・まあそういう設定で萌えられる辺りがオタってことになるんかね。設定ついでに言うと、彼女一人目なのにバストのサイズが一番大きいんだよね。他が最大でも85なのに一人だけ93。
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藍那 | 女性の前でそういう話をすると品性を疑われますよ。この前もそのようなことを言っていた気がするのですが、制服とか何とか言う前に胸が大きい女性が好みなだけでは・・・
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渡辺 | 否定はしないけど、胸しか見てないように思われては困るなあ。大体2次元の話だし、数字の話で言えば2次元ですらない けどな。
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藍那 | 誤解されたくないのでしたらそういう発言は控えてください。
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渡辺 | はい。
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藍那 | でもそれだと、酒井シズエさんとは話が合わないのではないですか?
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渡辺 | 別に声高に主張してるわけじゃないから衝突したりはしてないけど、実のところ酒井さんの主張する好みのメイドさんと私の好みって真逆に近いんだよなあ。胸の大きさもだが、眼鏡も別になくていいと思ってるし、「旦那様」より「ご主人様」派だし。
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藍那 | あの、酒井さんに喧嘩売ってるようにしか見えないんですが・・・
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渡辺 | 別に「自分の趣味に合うもの以外は認めない」って話じゃないんだから喧嘩にはならないよ。こないだの帝メの後の打ち上げでも「旦那様」と「ご主人様」の違いに関して語り合ったりしてるし・・・そうだ、その時話したことを今度特別講義の第1回として話すことにしよう。
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藍那 | キャラ萌えを語られるよりは面白そうな話になりそうですね。
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渡辺 | ああそう言えば布川ミクの話の途中だったか。実は彼女の声も西村ちなみさんで、よくよく考えるとミクに萌えてたからこそキャロルにも転んだんだろうなと・・・
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藍那 | もうその話は結構です!
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